iPhoneの音声入力コマンド完全リスト:句読点、書式、編集
スタンフォード大学の研究では、話すことはスマートフォンのキーボードで入力するより約3倍速いという結果が出ました。ただし、文ごとに手で修正するのをやめてからの話です。カギとなるのは音声コマンドを知ること。画面に触れずにカンマを入れる、新しい段落を始める、言葉を訂正する方法です。ここではiPhone向けのApple公式コマンド一覧を、長いメモを口述するコツとあわせて紹介します。
はじめに
- 音声入力をオンにする:設定 → 一般 → キーボードを開き、音声入力を有効にするをオンにします。あとはキーボードのマイクをタップすれば開始できます。
- 自動句読点を決めておく。対応言語では、iPhoneがカンマやピリオド、疑問符を自動で入れます。句読点をすべて自分で言いたい場合は、同じ画面で自動句読点をオフにします。
- ほかの言語:以下のコマンドは英語のものです。別の言語で音声入力するときは、その言語で句読点の名前を言います。一部のコマンドはすべての言語で使えるわけではありません。
句読点
| 言う言葉 | 入力される文字 |
|---|---|
| "period" | . |
| "comma" | , |
| "question mark" | ? |
| "exclamation point" | ! |
| "colon" / "semicolon" | : / ; |
| "quote" … "end quote" | “ … ” |
| "open parenthesis" … "close parenthesis" | ( … ) |
| "dollar sign" | $ |
| "hashtag" | # |
改行と大文字
| 言う言葉 | できること |
|---|---|
| "new line" | 新しい行を始めます |
| "new paragraph" | 新しい段落を始めます |
| "cap" | 次の単語の先頭を大文字にします |
| "caps on" … "caps off" | その間の各単語の先頭を大文字にします |
| "all caps" | 次の単語をすべて大文字で入力します |
| "all caps on" … "all caps off" | その間の単語をすべて大文字で入力します |
| "no caps on" … "no caps off" | その間の単語を小文字で入力します |
| "no space" | 2つの単語の間のスペースを削除します |
| "no space on" … "no space off" | その間の単語をつなげて入力します |
音声で訂正・編集する
Appleの編集コマンドは、iPhone 12以降(iPhone SEを除く)の米国英語で利用できます。
| 言う言葉 | できること |
|---|---|
| "change … to …" | 単語やフレーズを置き換えます |
| "insert … before …" / "insert … after …" | 既存のテキストの前または後に新しいテキストを加えます |
| "select …" | 単語やフレーズを選択します |
| "delete …" | 単語やフレーズを削除します |
| "delete all" | テキストをすべて削除します |
| "undo" / "redo" | 直前の操作を取り消す、またはやり直します |
単語を声に出してつづることもできます。Apple自身の例では、"Let's invite Steven S-T-E-P-H-E-N"と言えば希望どおりのつづりになり、"change tea to T-E-E"と言えば間違って入力された単語を修正できます。依頼人の名前や聞き慣れない用語を正確に入力する最短の方法です。
絵文字
一部の言語では、絵文字の名前のあとに"emoji"と言うと絵文字を追加できます。"heart emoji"、"smiley emoji"、"fingers crossed emoji"、"car emoji"などです。
音声入力を止める
マイクのボタンをタップする、"stop dictation"と言う、または黙ったままにする、のいずれかです。音声入力は無音のまま30秒経つと自動的に止まります。長いメモの途中で考え込んでしまうと、この自動停止に気づかず戸惑うことがあります。
長いメモを口述するコツ
- 短い段落で考える。話題の区切りで"new paragraph"と言いましょう。ひとつの長い塊になっていないほうが、あとから格段に確認しやすくなります。
- 名前は最初に一度つづる。音声入力は前回のメモから何も学習しないため、聞き慣れない名前は毎回違う表記になりがちです。
- すぐに読み返す。自分が何を言ったか覚えているうちに。音声入力は「言ったこと」を入力するのであって「言いたかったこと」ではありません。数字の聞き間違いや"not"の抜け落ちは、文の意味を変えてしまいます。
- 必要なときは録音を残す。標準の音声入力は声をテキストにするだけで音声は保存しないため、文がおかしくなっても聞き直すものがありません。依頼人との打ち合わせ、診察、長い案件メモには、文字起こしもする録音アプリを使えば両方を残せます。クラウドを使わずにiPhoneで音声メモを文字起こしする方法をご覧ください。
音声入力はプライベート?
Appleは、多くの言語で音声入力はiPhone上で処理され、インターネット接続も不要だと説明しています。ただし検索欄に音声入力すると、その言葉が検索エンジンに送られる場合があります。また入力されたテキストは、アプリが保存する場所に保存されます。クラウドと同期するメモアプリ、メールの下書き、チャットなどです。機密性の高い仕事では、音声入力そのものと同じくらい、入力先のアプリが重要になります。iPhoneの音声入力はプライベート? Appleはあなたの声をどう扱うのかのガイドで、確認すべき設定を解説しています。
Dictalockが向いている場面
私たちは、一日中口述するプロフェッショナルのためにDictalockを作っています。iPhone上で音声メモを録音・文字起こし・要約し、文字起こしと一緒に音声も保存するので、言ったことをいつでも確認できます。すべてのメモは依頼人や案件ごとに整理されます。各メモはあなただけが持つ鍵で暗号化され、サーバーには何も送信されないため、オフラインでも使えます。Dictalockの仕組みをご覧ください。
よくある質問
iPhoneで音声入力中にピリオドやカンマを入れるには?
句読点を入れたい場所で"period"または"comma"と言います。対応言語ではiPhoneが自動で句読点を入れることもあります。オフにするには、設定の「一般」→「キーボード」で「自動句読点」を切り替えます。
音声入力が勝手に止まるのはなぜ?
iPhoneの音声入力は、30秒間無音が続くと自動的に止まります。続けるにはマイクをもう一度タップするか、長いメモには録音アプリを使ってください。
インターネット接続なしでiPhoneの音声入力は使える?
はい、多くの言語で使えます。Appleは、多くの言語で音声入力はiPhone上で処理され、インターネット接続は不要だと説明しています。